武陵源(天子山:仙女散花)
映画「アバター」のモデル地として有名な張家界(中国湖南省)。巨大な石柱が大量に林立する世界自然遺産・武陵源や、巨大な穴が開いた天門山など、圧倒的な大自然の写真を見て、行くのが難しい秘境のように感じてしまう人も多いのでは?でも実は、日本からでも3連休さえあれば行けちゃう結構旅行しやすい場所なんです!そこでこの記事では、どうすれば3連休だけでも楽しい張家界/武陵源旅行が実現できるのか、旅のヒントを徹底的に解説します。具体的には、おすすめの見どころやモデルプラン、武陵源の歩き方、中国旅行に関するQ&A、各種注意点などを解説します。
張家界旅行に必要なものは、3連休とお金(10万円程度)のみ。コロナ禍以降しばらく必要だった中国ビザも免除になりました。なので、張家界に行ってみたい方はこれさえ読めば、すぐにでも行くことができるはずです!あともし何か足りないとすれば、それは「一歩を踏み出す勇気」だけかも。この記事が、あなたが実際に一歩を踏み出す一助になれれば幸いです。この記事では足りない!とか、あと少し!という方は、自分に直接相談していただいても大丈夫です!可能な限り疑問点などお答えして手伝いますよ!(完全ボランティアです)
p.s. 3連休+1日で張家界旅行に行くとどうなるのか? 実際に自分が日本から行ってみて検証したので、興味のある方はぜひ下の動画(週末中国–張家界編)も見てみてください!この動画と同じ感じに旅行したい場合は、記事の中で紹介するモデルプラン②で行くと全く同じになります!ちなみに、この記事の内容や自分の動画を見た知り合いも、モデルプラン②ですでに張家界旅行に行ってきました!しかも初中国!その人はハプニングもありつつも優しい人たちとの出会いにも恵まれてすごく楽しい旅行になったらしいです。そんな素敵な張家界旅、次はあなたのもとに届きますように!笑
おすすめの見どころ
絶対に行くべき:
武陵源風景名勝区
張家界森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区、揚家界景区域の4つの景勝区を中心に構成された世界自然遺産。巨大な石柱が大量に林立する光景はまさに圧巻。天子山で見た雪景色は、自分の人生史上最高の景色だと感じるほどでした(30ヵ国くらい旅行経験あり)。雪がないときも素晴らしくはありますが、自分的には雪景色のときほどの興奮や印象はなかったです。
武陵源(天子山ロープウェイ)
武陵源(袁家界:乾坤柱(ハレルヤ山))
武陵源(黄石寨)
天門山
断崖絶壁の山の中腹に開いた巨大な洞門(穴)が象徴的な山。巨大な洞門(天門洞)、その下に作られた999段の「天国への階段」、岩山の中を貫く超長いエスカレーター、断崖絶壁に沿うように作られた超高い桟道、下がスケスケなガラスの桟道、すごい見晴らしの展望台、ほぼ世界最長のロープウェイなどなど、すごくおもしろいポイントが揃っています(高所恐怖症の人には怖いかも)。
天門山(天門洞)
天門山(展望台と桟道)
天門山(展望台)
天門山(天門洞)
天門山(天門洞への999段の階段)
天門山(桟道)
天門山(ガラスの桟道)
天門山(ガラスの桟道)
72奇楼
コロナ中に建てられた張家界の新しい観光名所。食べ歩きしたり、写真を撮ったり、ショーを観たりすることができます。ぶっ飛びすぎかつ中国らしいカオスさが溢れすぎてて最高におもしろいです。とにかく意味のわからないことが多く、終始苦笑が止まらないかも。テレビ番組「月曜から夜更かし」みたいな世界観が好きな人は特に楽しいと思います。日中から夜まで営業していますが、夜景がとんでもないので絶対に夜に行くことがおすすめ。
72奇楼
時間があればおすすめ:
芙蓉鎮
中国有数の美しさと称される古い町並み。滝沿いに伝統的な木造建築が並んでいて、町歩きが楽しい。特に夜景が綺麗(間接照明やカボチャのような珍しい提灯など比較的上品で美しいライトアップ)。鳳凰古城とどちらがいいかはなんとも決め難いが、自分の経験では芙蓉鎮の方が楽しかったかも。
芙蓉鎮
芙蓉鎮
鳳凰古城
中国有数の美しさと称される古い町並み。川沿いに伝統的な木造建築が並んでいて、町歩きが楽しい。特に夜景が綺麗(比較的ギラギラ気味ではある)。芙蓉鎮とどちらがいいかはなんとも決め難いが、自分の経験では芙蓉鎮の方が楽しかったかも。
鳳凰古城
その他:
他には、張家界大峡谷、黄龍洞、宝峰湖、魅力湘西なども有名なので、興味のある人はチェックしてみてください〜
モデルプラン
日本から3連休で行くモデルプラン①と、日本から3連休+1日で行くモデルプラン②を紹介します。張家界とその周辺には色々な見どころがありますが、張家界を2回旅した経験とネットで色々調べたことを踏まえて、訪れるべき見どころや効率的な移動の流れを決めています。色々なパターンを考えましたが、これがベストだと思います(※1)。見どころごとの行くべきタイミングとか所要時間が完璧にハマってるし、武陵源も最低限ほしい時間が確保できてるし(※2)、各種交通機関のアクセスも最高です。
ちなみに、プラン①も②も日本から短時間で旅行する前提での内容になっていますが、それぞれの見どころにかける時間はちゃんと必要な時間を確保しています。なので、他の都市にも旅行に行く方や、もっと長い時間をかけて旅行したい方、張家界とその周辺の見どころをもっと網羅的に観光したいというような方にも、張家界の歩き方として参考になるかなと思います。
※1:プラン①も②も、日本のどこから出発するのかによっては書かれているみたいにうまくつながらない可能性があります。東京(羽田/成田)の場合はこのプランでうまく飛行機がつながって実現できました(自分はプラン②をしました)。中国便が多い大阪や上海便がある他の都市もこのプランを実現できる可能性がそれなりにあるのではと思います!
※2:武陵源は1日だけで主要なポイントを見て回ることも可能ですが、広大かつ見どころが多いので、可能なら丸2日間はあった方がいいです。全体を満遍なく観光するなら3〜4日間使ってもいいと思います(チケットは4日間有効)。
自分が使ったフライト(行きは吉祥航空、帰りは中国東方航空/上海航空):3泊5日
モデルプラン①:3連休のみの場合(月曜日が祝日と想定した場合)
このプランの場合は2泊4日で・・・
→武陵源を余裕を持って十分に観光できる
→天門山を必要最低限の時間で観光できる
→72奇楼も十分観光できる
1日目(土曜日)
- ▼金曜日夜あるいは土曜日夜中:日本から張家界へフライト
- 日本から張家界への直行便はなく(2025年1月現在)、上海経由が一番便利かつ安いことが多い
- ▼昼前:張家界空港に到着(→空港から天門山観光センター or 張家界バスターミナルへタクシーで移動(15分程度))
- 張家界空港は小さいですが普通の時であればDiDi(中国版Uberみたいな配車アプリ)が使えるはずなので、まずはDiDiを試してみるのがいいです。状況によってはDiDiが捕まらなかったりタクシーがおらず、白タクしかいないこともありえます。その場合は、白タクと値段交渉をして移動する必要があります。自分が行った時は、大雪の後でタクシーが全然いなくて、DiDiも捕まらなかったので、駐車場にいたおっちゃんと交渉して行きました。空港から張家界西駅まで2人で50元でした(DiDiなら30元もかからないと思うのでやっぱりちょっと高いです)。ちなみに、公共交通機関はバスが一応あるはずですが、よくわからないのと、DiDiやタクシーも安いかつかなり早いので、DiDiやタクシーを使うのがおすすめです。
- 空港から天門山観光センター/張家界バスターミナルまでは、DiDiやタクシーで15分・30元以内くらいのはず。
- ▼昼~日没:天門山を観光
- まだチェックイン前なので、天門山には持って行きたくない大きな荷物があることもあると思います。その場合は、天門山観光センターに行く前に張家界バスターミナルにタクシーで行くといいかもです。バスターミナルの中や周辺には荷物を預けられるお店がいくつかあります。そこで荷物を預けたら天門山観光センターまで歩いて10分弱です(武陵源までバスで行く人はこのタイミングで最終バスの時間の確認とチケットも買っておくのもあり)。また、どうやら天門山観光センターにも荷物を預けられる場所があるかもしれません(中国のSNS情報で、自分は見てないです)。もし本当にあるのであればそこで預けるのがベストだと思います。そこで預けられなければ近くの商店を探してみればおそらく預けられる場所がどこかにあると思います。荷物を預けるというのは、中国語では「寄存」とか「行李寄存」と言うのでそのように書いている場所を探せば大丈夫です。見つからなければ、「寄存」・「行李寄存」という文字を見せてお願いすれば適当なお金を払って預かってくれると思います(笑)。
- 天門山は結構広くて、しっかりと観光して回ろうと思うとそれなりに時間がかかるので、可能な限り早く天門山に向かうのがおすすめ。天門山観光の起点になる天門山観光センターと天門山の往復(バスor/andロープウェイ)だけでも1時間はかかるので、それも含めると最低でも半日は確保したい。ただ、昼ごはんも食べたいだろうと思うので、そういう人は天門山観光センターの周辺で食べるのがおすすめ。適当に見て回ればレストランがいっぱいあります。天門山の上にも売店はありますが、大したものは食べられないし、割高です。軽食でいい人は小籠包なりパンなりお菓子なりを調達して天門山に持って行って食べるのも気持ちいと思います。
- 天門山観光センターから天門山に行くのにバスとロープウェイの両方が営業している場合(天候やメンテナンスの状況次第でどちらかが営業停止をしていることもあります)、個人的には、バスで行ってロープウェイで帰ってくるルートをおすすめします。バスもロープウェイも体験できると楽しいです。バスで行ってロープウェイで帰ってくる場合、まず街中の天門山観光センターからバスに乗って99のヘアピンカーブがあるスリル満点の道路を通って天門洞(穴)の下まで行って、穴につながる999段の階段を登って、そこからエスカレーターで山頂まで行って、山頂を散策したらロープウェイで観光センターまで帰って来るという全部が満喫できる一筆書きの周り方ができます。とてもおもしろいです。
- ▼夜:張家界市内から武陵源区へタクシーで移動(1時間弱)
-
- 張家界バスターミナル (张家界中心汽车站)からバスに乗って行くことも可能です。最安だし(13元)、バスでも1時間程度で武陵源バスターミナル(张家界武陵源汽车客运站)に移動できます。ただ、季節にもよりますが張家界バスターミナルからの最終バスの出発時間が17:30〜18:30あたりのはずなので、天門山観光から帰ってきて間に合わせるにはギリギリの可能性も高いです。なので、天門山を最大限観光するためにも、タクシー(DiDi)で移動することがおすすめです(80元くらいが目安)。
- ▼宿泊:@武陵源区
- 翌日、武陵源観光には「武陵源標志門(武陵源标志门)」(東門とも言う)から入場するので、東門から遠すぎない場所に宿泊するのが便利です。ホテルは綺麗なところから安宿まで色々あります。
天門山(ロープウェイ)
天門山(バスの通る山道)
2日目(日曜日)
3日目(月曜日)
- ▼朝~日没:武陵源を観光
- ▼日没時:武陵源区から72奇楼へタクシーで移動(1時間弱)
- ▼夜:72奇楼を観光(→72奇楼から張家界空港へタクシーで移動(10分程度))
- 食べ歩きしたり、写真を撮ったり、ショーを観たりして遊んで、所要時間は1〜3時間程度になると思います。個人的には閉館時間に近い時間帯(20時〜21時?)に開催されていたショー(踊ったり歌ったりする超カオスなやつ)が特におもしろかったのでおすすめです。72奇楼から張家界空港まではタクシーで10分程度なので、フライトまでの間結構遊んで回る時間が確保できると思います。
- ▼夜:張家界から日本へフライト
- 日本から張家界への直行便はなく(2025年1月現在)、上海経由が一番便利かつ安いことが多い
- ▼翌朝(火曜日):日本に帰還
- 東京の場合、早朝に帰って来られるルートやお昼前後に帰って来られるルート、経由地(上海など)で半日くらい観光してから夜に帰って来られるルートなど、都合と希望次第で組み方は色々あり得ます。
モデルプラン②:3連休+休暇を1日追加(月曜日を祝日、火曜日を休暇と想定した場合)
このプランの場合は3泊5日で・・・
→武陵源と天門山を余裕を持って十分に観光できる
→中国有数の美しさを誇る古い町並み(芙蓉鎮or鳳凰古城)も観光できる(あるいは張家界大峡谷などの観光も可能)
→72奇楼も十分観光できる
※自分はこのプランで、武陵源、天門山、芙蓉鎮、72奇楼に行ってきました(詳細は、週末中国-張家界編をご覧ください!)
1日目(土曜日)
- ▼金曜日夜あるいは土曜日夜中:日本から張家界へフライト
- 日本から張家界への直行便はなく(2025年1月現在)、上海経由が一番便利かつ安いことが多い
- ▼昼前:張家界空港に到着(→空港から張家界西駅へタクシーで移動(15分程度))
- 張家界空港は小さいですが普通の時であればDiDi(中国版Uberみたいな配車アプリ)が使えるはずなので、まずはDiDiを試してみるのがいいです。状況によってはDiDiが捕まらなかったりタクシーがおらず、白タクしかいないこともありえます。その場合は、白タクと値段交渉をして移動する必要があります。自分が行った時は、大雪の後でタクシーが全然いなくて、DiDiも捕まらなかったので、駐車場にいたおっちゃんと交渉して行きました。空港から張家界西駅まで2人で50元でした(DiDiなら30元もかからないと思うのでやっぱりちょっと高いです)。ちなみに、公共交通機関はバスが一応あるはずですが、よくわからないのと、DiDiやタクシーも安いかつかなり早いので、DiDiやタクシーを使うのがおすすめです。
- ▼昼:張家界西駅から芙蓉鎮or鳳凰古城に高速鉄道+タクシーで移動(1時間前後)
- 張家界には張家界駅と張家界西駅がありますが、高速鉄道は張家界西駅です。
- 芙蓉鎮であれば張家界西駅から合計1時間弱(高速鉄道20分、タクシー10分)、鳳凰古城であれば張家界西駅から合計1時間半程度(高速鉄道1時間、タクシー20分)で移動できると思います。
- 芙蓉鎮や鳳凰古城(古い町並み)に興味がなければ、他の観光地を見に行くことも可能です。例えば、ガラスの大橋などスリル満点の大自然が人気の張家界大峡谷は張家界バスターミナルから簡単にアクセス可能です。その場合、張家界大峡谷を観光したら張家界バスターミナルに帰ってきて、その周辺に宿泊するのがおすすめです(翌日行く天門山観光の起点となる天門山観光センターが徒歩圏内の近さだからです。)。
- ▼昼~夜:芙蓉鎮or鳳凰古城を観光
- どちらも昼以降の時間があれば十分に観光して回れます。どちらも特に夜景がすごく綺麗なので、疲れていても夜は絶対に少しは観て回ったほうがいいです。
- ▼宿泊:@芙蓉鎮or鳳凰古城
- どちらも夜景を観光するはずなので、宿泊はそのまま(芙蓉鎮であれば)芙蓉鎮景区内、(鳳凰古城であれば)鳳凰古城内に宿泊するのがおすすめです。
2日目(日曜日)
- ▼朝:芙蓉鎮or鳳凰古城から張家界西駅に高速鉄道で移動(1時間前後)(→張家界西駅から天門山観光センター or 張家界バスターミナルへタクシーで移動(15分程度))
- この後に行く天門山観光に最大限の時間を確保したいので、可能であれば早朝に移動するのがおすすめです。ただ、もう少しゆっくりしたい場合は、天門山観光センターに12時〜13時くらいまでに着けるように移動するのでも問題はありません。
- ▼昼前~日没:天門山を観光
- まだチェックイン前なので、天門山には持って行きたくない大きな荷物があることもあると思います。その場合は、荷物を全て持って張家界バスターミナルにタクシーで行くといいかもです。バスターミナルの中や周辺には荷物を預けられるお店がいくつかあります。そこで荷物を預けたら天門山観光センターまで歩いて10分弱です(武陵源までバスで行く人はこのタイミングで最終バスの時間の確認とチケットも買っておくのもあり)。また、どうやら天門山観光センターにも荷物を預けられる場所があるかもしれません(中国のSNS情報で、自分は見てないです)。なので、もし本当にあるのであればそこで預けるのがベストだと思います。そこで預けられなければ近くの商店を探してみればおそらく預けられる場所がどこかにあると思います。荷物を預けるというのは、中国語では「寄存」とか「行李寄存」と言うのでそのように書いている場所を探せば大丈夫です。あるいは見つからなければ、「寄存」・「行李寄存」という文字を見せてお願いすれば適当なお金を払って預かってくれると思います(笑)。
- 天門山は結構広くて、しっかりと観光して回ろうと思うとそれなりに時間がかかるので、可能な限り早く天門山に向かうのがおすすめ。天門山観光の起点になる天門山観光センター(天门山游客服务中心)と天門山の往復だけでも1時間はかかるので、それも含めると最低でも半日は確保したい。ただ、昼ごはんも食べたいだろうと思うので、そういう人は天門山観光センター(天门山游客服务中心)の周辺で食べるのがおすすめ。適当に見て回ればレストランがいっぱいあります。天門山の上にも売店はありますが、大したものは食べられないし、割高です。軽食でいい人は小籠包なりパンなりお菓子なりを調達して天門山に持って行って食べるのも気持ちいと思います。
- 天門山観光センターから天門山に行くのにバスとロープウェイの両方が営業している場合(天候やメンテナンスの状況次第でどちらかが営業停止をしていることもあります)、個人的には、バスで行ってロープウェイで帰ってくるルートをおすすめします。バスもロープウェイも体験できると楽しいです。バスで行ってロープウェイで帰ってくる場合、まず街中の天門山観光センターからバスに乗って99のヘアピンカーブがあるスリル満点の道路を通って天門洞(穴)の下まで行って、穴につながる999段の階段を登って、そこからエスカレーターで山頂まで行って、山頂を散策したらロープウェイで観光センターまで帰って来るという全部が満喫できる一筆書きの周り方ができます。とてもおもしろいです。
- ▼夜:張家界市内から武陵源区へタクシーで移動(1時間弱)
- 張家界バスターミナル (张家界中心汽车站)からバスに乗って行くことも可能です。最安だし(13元)、バスでも1時間程度で武陵源バスターミナル(张家界武陵源汽车客运站)に移動できます。ただ、季節にもよりますが張家界バスターミナルからの最終バスの出発時間が17:30〜18:30あたりのはずなので、天門山観光から帰ってきて間に合わせるにはギリギリの可能性も高いです。なので、天門山を最大限観光するためにも、タクシー(DiDi)で移動することがおすすめです(80元くらいが目安)。
- ▼宿泊:@武陵源区
- 翌日、武陵源観光には「武陵源標志門(武陵源标志门)」(東門とも言う)から入場するので、東門から遠すぎない場所に宿泊するのが便利です。ホテルは綺麗なところから安宿まで色々あります。
3日目(月曜日)
4日目(火曜日)
- ▼朝~日没:武陵源を観光
- ▼日没時:武陵源区から72奇楼へタクシーで移動(1時間弱)
- ▼夜:72奇楼を観光(→72奇楼から張家界空港へタクシーで移動(10分程度))
- 食べ歩きしたり、写真を撮ったり、ショーを観たりして遊んで、所要時間は1〜3時間程度になると思います。個人的には閉館時間に近い時間帯(20時〜21時?)に開催されていたショー(踊ったり歌ったりする超カオスなやつ)が特におもしろかったのでおすすめです。72奇楼から張家界空港まではタクシーで10分程度なので、フライトまでの間結構遊んで回る時間が確保できると思います。
- ▼夜:張家界から日本へフライト
- 日本から張家界への直行便はなく(2025年1月現在)、上海経由が一番便利かつ安いことが多い
- ▼翌朝(水曜日):日本に帰還
- 東京の場合、早朝に帰って来られるルートやお昼前後に帰って来られるルート、経由地(上海など)で半日くらい観光してから夜に帰って来られるルートなど、都合と希望次第で組み方は色々あり得ます。
武陵源の歩き方
武陵源は、張家界森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区、揚家界景区域という4つの景勝区を中心に構成されていてかなり広いので、これを読んでくれているみなさんが効率的に素晴らしいポイントを回れるように、2回(合計4日間)行ってみた自分の経験を踏まえておすすめしたい「武陵源の歩き方」を紹介します。ただ、ネットを調べると他にも様々なおすすめが出てくると思うので、色々と参考にして、みなさんなりのベストな歩き方を計画してもらえたらと思います!
特に素晴らしかったポイント
- 天子山:天子山ロープウェイ(天子山索道)、仙女散花、御筆峰(御笔峰)、雲青岩(云青岩)、天子観景台(天子观景台)
武陵源(天子山ロープウェイ(見えますか?))
武陵源(天子山:仙女散花)
- 袁家界:迷魂台、乾坤柱、天下第一橋(天下第一桥)、百龍エレベーター(百龙天梯)
武陵源(袁家界:天下第一橋)
武陵源(袁家界)
- 黄石寨:五指峰、摘星台、太子峰、神来峰、黄石寨ロープウェイ(黄石寨索道)
武陵源(黄石寨:神来峰)
武陵源(黄石寨:摘星台)
※空中田園(空中田园)もおすすめです。百龍エレベーターの対面の位置にあって、百龍エレベーターが一番きれいに見えるポイントです。ただ、他のポイントから離れているので行くのはちょっと面倒です。時間があれば寄ってみるといいと思います。
武陵源(空中田園:百龍エレベーター)
武陵源(空中田園)
※金鞭渓も悪くないです。石柱群の下にある森の中の川沿いをハイキングできる場所です。川がかなり澄んでいて綺麗です。張良の墓とされるもの(漢時代の名軍師)もあります。平行移動でもあるので、気持ちいいハイキングになります。
武陵源(金鞭渓)
※揚家界もいいらしいですが行ったことがありません。楊家界は武陵源の中で行く人が一番少ないイメージです。ただ、トレッキングが好きな人にはおすすめの場所とも聞きます。
※十里画廊が綺麗なハイキングエリアとしておすすめされることもありますが、実際に歩いてみた自分としては特に印象に残りませんでした。地上から石柱を見るという感じの場所のはずですが、そこまで多くの石柱に囲まれている感じでもなかったですし、大した景色はなかった印象です。十里画廊から天門閣を経て天子山まで登山することもできて、自分はそれを歩いて登りましたが、このルートもそこそこのレベルでした。大体は山の中を歩く感じで、開けた景色はほとんど見られませんでした。中間点あたりにあった「天台」という高台からの眺めは綺麗でした。ただ、いずれにしても天門山ロープウェイからの景色がすごく綺麗なので、天門山はやっぱりロープウェイを使うのが絶対的におすすめです。
武陵源(天子山:天台)
おすすめの回り方
武陵源の園内では、乗り放題の園内バスを使いつつ、必要に応じてロープウェイやエレベーターを使ったり、自分で歩いたりして移動をします。ただ、園内バスの運行ルートは道路状況などによって変わることがあります。自分が1回目に行ったときは全てのルートが開通していましたが、2回目に雪景色の中行ったときは、天子山と袁家界の間のバスのルートが通行止めになっていました。そのため、運行状況に合わせてベストな回り方を検討する必要があります。以下では、全てのルートが開通している場合と、雪などで一部区間が通行止めになっている場合の2パターンに分けて、おすすめの回り方を紹介します。
武陵源(地図)
武陵源(地図)
パターン①:園内バスが通常営業している場合
- 1日目:東門→(園内バス+天子山ロープウェイ)→天子山→(園内バス)→丁香榕バス停→(電動カート/徒歩)→空中田園→(電動カート/徒歩)→丁香榕バス停→(園内バス)→袁家界→(園内バス)→百龍エレベーター→(園内バス)→東門
※天子山から始めていますが、袁家界からの逆回りにすることも可能です
※丁香榕バス停と空中田園の間はただの道路で歩いても大して面白くないので、有料(50元)ですが電動カートに乗った方が時間も体力も節約できる。歩くと片道1時間くらい。
※百龍エレベーター(下り)に乗りたくない場合は、袁家界の迷魂台から千里相会まで下りていく道を歩くこともできます。そして、千里相会から水繞四門まで歩くと東門へと帰れる園内バスに乗れます。迷魂台から水繞四門まで歩くとおそらく2時間くらいかかる。
※百龍エレベーターと百龍エレベーターの地上駅から東口まで戻るバスの終了時間の目安は18時。時期や状況によって多少前後しそうなので、時間に余裕を持って行動した方が無難です。
- 2日目:東口→(園内バス)→水繞四門→(ハイキング)→金鞭渓→(ハイキング)→南門→(園内バス+黄石寨ロープウェイ)→黄石寨→(黄石寨ロープウェイ+園内バス)→南門→(タクシー/バス)→ホテルあるいは次の目的地
※金鞭渓から始めていますが、黄石寨からの逆回りにすることも可能です
※金鞭渓に興味がなければ、揚家界に変えるのもありだと思います
※南門から武陵源バスターミナルまでのバスの最終出発時間は18:30らしいですが、時期や状況によって前後しそうなのでなるべく早めに行く方が無難です。料金は自分のときは南門から武陵源区まで10元でした。
パターン②:天子山と袁家界の間の園内バスが運行していない場合(雪)
- 1日目:東門→(園内バス+天子山ロープウェイ)→天子山→(天子山ロープウェイ+園内バス)→百龍エレベーター→(園内バス)→袁家界→(園内バス)→百龍エレベーター→(園内バス)→東門
※天子山から始めていますが、袁家界からの逆回りにすることも可能です
※百龍エレベーターと百龍エレベーターの地上駅から東口まで戻るバスの終了時間の目安は18時。時期や状況によって多少前後しそうなので、時間に余裕を持って行動した方が無難です。
- 2日目:東口→(園内バス)→水繞四門→(ハイキング)→金鞭渓→(ハイキング)→南門→(園内バス+黄石寨ロープウェイ)→黄石寨→(黄石寨ロープウェイ+園内バス)→南門→(タクシー/バス)→ホテルあるいは次の目的地
※金鞭渓から始めていますが、黄石寨からの逆回りにすることも可能です
※金鞭渓に興味がなければ、揚家界に変えるのもありだと思います
※南門から武陵源バスターミナルまでのバスの最終出発時間は18:30らしいですが、時期や状況によって前後しそうなのでなるべく早めに行く方が無難です。料金は自分のときは南門から武陵源区まで10元でした。
参考情報
- 武陵源で入場チケットを買う時、入場のみのチケットを買うか(園内バスの乗り放題は含まれます)、ロープウェイやエレベーターの乗車も含むチケットを買うか、選ぶことになります。前者の場合は最安になりますが、もし後でロープウェイやエレベーターを使うときにその都度割引なしの乗車券を購入しなければならないので、必ずしもお得ではなくなる可能性があります。後者の場合は料金が比較的高いですが、その都度ロープウェイやエレベーターのチケットを買うよりは断然割引になります。後者を買うときには、どのロープウェイやエレベーターを使うのかということや、何回乗れるようにするのかを選ぶことになります(乗る回数によって料金が変わります)。なので、その場合は、チケットを買うときまでに滞在中にどのようなルートで回るかをある程度イメージしておく必要があります。個人的には、あまり金額を気にしないのであれば、少し高いですが乗り放題のチケットの購入をおすすめします。乗り放題にしたら武陵源内の全てのロープウェイやエレベーターが好きなだけ乗れるようになるので、効率的に観光できます。自分が初めて行ったときは自力で山を登ったりいっぱい歩いて移動したんですが、その山登り(上下移動)自体は大して景色が良い訳ではなくてそこまで楽しくなかったので、乗り放題チケットで景色がいいポイントを歩き回る(平行移動の)方が楽しいと思いました。ちなみに、武陵源のチケットはホテルなどで割引チケットを買えることがあるので、ホテルの人に割引チケットが買えるか聞いてみるといいと思います。あと、園内の最新の情報(どのルートが開いているのか/通行止めはあるのかなど)も聞いておくといいです。
武陵源(チケットの種類と料金)
- 武陵源の中には売店がポイントごとにありますが、あまり美味しくないし高いので、何かおやつとか軽食を事前にスーパーとか売店で買ってから持って行った方がいいかもです。ちなみに、天子山だけはマクドナルドとかいくつかしっかりしたお店があるエリアがあります(仙女散花の近く)。
- 武陵源の中には猿がよくいるので注意してください。かなり人間に近づいてきて手を出してくることがあります。
- この記事で紹介しているモデルプランでは、武陵源観光に使える時間が丸2日間なので「おすすめの回り方」に書いたような回り方をおすすめしていますが、武陵源は広大かつ見どころが多いので、興味があれば3〜4日間観て回るのもいいと思います。
- 2回目に武陵源に行った時の感想は、「この世のものとは思えないほど美しい、人生最高の景色が見れた」です。それは雪景色と雲海が同時に見れたという超ラッキーな状況のためでした。ただ、1回目(緑系の景色だった2019年11月)に来た時にメモしていた感想は次の通りでした。テンションの違いがおもしろいなーと思ったので参考までに載せておきます笑。
- 武陵源についての1回目の感想(2019年11月)「実際、武陵源はその知名度と人気が示すように、かなり迫力のある絶景が見られる場所だ。断崖絶壁の上から見る、まるで摩天楼のような巨大石柱群は圧巻。あまりにスケールがでかいのでサイズ感がわからなくなるほど。また、高層ビルのような細くて高い石柱が自然に存在することにも感心させられる。だが、個人的には武陵源は写真映えする「観る場所」としてはすごいが、ハイキングなどで歩き回る「体験する場所」としては退屈なようにも感じられた。景色がどこにいってもかなり単調で変化がないためだ。そのため、ポイントごとの画を観て楽しむのはかなりおすすめだが、歩き回るのはそこまでおもしろくないかもしれない。」
張家界旅行に関するQ&A
- 張家界旅行は体力的に難易度が高い?
- 張家界はどこもインフラがすごく整っているので、登山みたいなことはむしろありません(高い山があれば外に巨大エレベーターがあったり、高い崖があれば崖の中に超長いエスカレーターがあったりします笑。 園内バスとケーブルカーも張り巡らされています)。武陵源も天門山も基本的には上下移動よりは平行移動がメインになります。なので、ハイキング好き程度に歩けるなら全然大丈夫です。
- 張家界旅行にはどんな格好で行った方がいい?
- 普通の動きやすい服装とスニーカーなり歩きやすい靴で大丈夫です。もし雪が降った場合は凍結してまともに歩けないので、簡易的なアイゼンを持っていくか現地で買うといいです。そういうときは路上にいっぱい物売りの人がいて(しょぼいですが)アイゼンを売っているはずです。ただ、ボラれる可能性も高いので、何人かと値段交渉をしてみてからできるだけ安く買うのがおすすめです(自分が値段交渉したときの最安値は一つ15元でした)。
- 武陵源を観光するときはどこに泊まるのがおすすめ?
- 武陵源を観光するときには、基本的には一番メジャーな東門(天子山、袁家界、楊家界に行きやすい)と次にメジャーな入口である南門(黄石寨に行きやすい)の二つを使うことになります。どちらかの門の近くに泊まればその門には徒歩で行って、もう片方の門にはタクシーで20分くらいかけて行く感じになります(最安はバス)。自分の場合は、武陵源区という比較的栄えているエリアに泊まりましたが、そこが個人的にはおすすめです。徒歩10分以内の場所に武陵源の東門と武陵源バスターミナルがありました。どこに行くのもタクシーを使うということであればバスターミナルの位置を気にする必要はありませんが、武陵源の入退場やレストラン、スーパー、街歩きとかも考えると、武陵源バスターミナル周辺が便利というのはあります。
中国旅行に関するQ&A
- 治安はどう?(最近の事件や情勢で少しだけ心配)
- 自分はこれまでに途上国を中心に30カ国ほど旅していますが、中国は世界の中でもトップクラスに安全だと思います。日本韓国シンガポールほどの安全さではないにしても、その次くらいなイメージです。タイやその他東南アジアよりは全然上に感じます。確かに心の中に反日的な感情を持っている人も一定数いると思いますが、普通の観光客がその憎悪に出くわすことはほとんどないと思います。中国人は国と人を分ける傾向にあり、日本が嫌いでも、日本人には普通あるいは優しく接してくれる人も多いです。ただ、もし非友好的な人に会ってしまったらすみません。本当は安全と断言したいですが、最近は深圳や蘇州みたいな事件もあったので、断言はしきれず、、、もどかしいです。ちなみに、そもそも日本のことが好きだったり興味を持っている中国人も多いです。
- タクシーとか交通事情はどう?(ぼったくりや事件的な意味で安心して乗れるか、中国語ができなくても平気か)
- 観光地には多少のぼったくりはいます。特にタクシーですね。ただ、今は中国版Uberみたいな配車アプリ(DiDi)で誰でも簡単に配車できて、その場合は料金もルートも明確でごまかしようがないので、問題なく使えることの方が多いのではと思います。問題なのは、配車アプリも使えないような辺鄙な地にいるときくらいだと思いますが、そのような場所に行く人のほとんどはそのような問題を解決できるのではと思います(中国語ができてもできなくても流しのタクシーを捕まえたり値段交渉をする必要があります)。
- 中国語が全くできなくても観光は楽しめる?
- コミニュケーションがなくてもある程度あるいはほぼ観光できるとは思うので、普通に楽しめるのではと思います。確かにレストランとかでは困ると思いますが、それは他の国と同じように翻訳アプリを使って頑張ればなんとかなると思います。あと、中国は漢字なので、少しはイメージできることもあるとは思います。
- 中国語ができない初心者は現地ツアーも活用するのがいい?
- 中国現地ツアーは絶対におすすめしないです。中国語が必要だし、ツアーは大人数かつ騒がしい、しかもよくわからないまま忙しなく色々回って、名所が見られたとしても全然楽しくないということになる気がします。また、安いツアーでは行きたくもないお土産屋などを連れ回されることもあります。現地ツアーを使うのはツアーを使わなければ行けないような特殊な場所に行く場合だけかなと思います。でもそのような場所はほとんど思い浮かびません。ちなみに、日系の旅行会社が現地ツアーを行っていることもあると思うので、それなら日本語で参加できたり、周り方も少しはましになるかもなので、人によっては使うのもありかもしれません。
- 中国で高速鉄道に乗るときはどのくらいの余裕を持って駅に行くべき?座席は1等席にした方がいい?
- チケットがすでに予約できている場合、鉄道駅にはどんなに遅くとも自分の鉄道の出発30分前までには着いていた方がいいと思います。中国の駅は巨大だし、人が多いし、IDチェックや安全検査などで時間がかかったりするからです。一方、駅の窓口でチケットを購入したい場合は、出発1時間前には着いていた方がいいと思います。窓口でのチケット購入は結構並ぶことが多いです。
- ちなみに、Trip.comを使えばネット上で日本語を使って中国の鉄道チケットが予約できて、しかもチケット情報をパスポートに紐付けるチケットレス方式になっているのですごく便利です。ただ、Trip.comで複数人の予約をすると席が隣に取れていないこともあります。もし隣に取れていなかったら、とりあえずそのまま鉄道に乗り込んで、チケットの確認に来る車掌にその旨を相談するといいです。「〇〇まで行きたいんだけど隣に座れる席が空いてない?」って聞けばたぶん空いている席を教えてくれて一緒に座れます。駅の窓口で相談してもおそらく対応できないと言われます(自分が試した際はそうで、車内で車掌に相談したら、問題なく二人席を教えてくれて隣に座れました)。
- 高速鉄道の座席は二等席が日本の新幹線の普通席とほぼ同じクオリティ、一等席はグリーン車みたいな感じです。特段気にしないなら二等席で十分だと思います。
- 中国でのネットはどうしたらいい?(ネット規制でGoogleとか使えないのか)
- 中国はネット規制があるので普通に行って現地のWi-Fiを使うとインスタやGoogleなど外国のサイトの多くが使えないんですが、日本でプリペイドSIMカードを買っていけば普通に使えます。自分が誰かと行くときはこれをおすすめしていて、よく機能するので便利です。Amazonと楽天で同じ値段で買えるので、ポイント考えると楽天の方が安いです。あとは、Trip.comでもeSIMが買えて値段的には一番安いように見えます(「中国 eSIM」とトップページで検索するといっぱい出てきます)
- 日本で使っているSIMカードが海外でデータを使えるキャリアのものの場合(例:ahamo、楽天モバイルなど)、そのSIMカードのまま中国に行ってネットが使えます。ネット規制の影響も受けません。ただ、自分が試してみたときはメッセージ以外の機能が重いのか不安定だった印象があるし、使えるデータも少ないので、念のため保険としてプリペイドSIMカードを買っておくのが無難だとは思います。
- あとは、日本でレンタルWi-Fiを借りていけば、それでもネット規制なく快適にネットが使えるので、状況によってはレンタルWi-Fiも悪くない選択肢だと思います(個人が1端末だけで使うなら割高なのでちょっと微妙。個人が複数端末で使ったり、複数人で旅行に行ってシェアしたりするならお得だし便利。)。
- 中国の空港などで中国現地のSIMカードを買うことも簡単です。データ量も多くできるし、料金も安いです。でも、中国のSIMカードにはネット規制がかかるので、別途VPNを用意する必要があります。無料のVPNもそれなりに使えますが、状況に応じて不安定になることも多いので、より確実かつ高速で使えるようにしたいなら有料のVPNの契約が必要になります。有料のVPNは短期〜長期まで好きな期間で契約できますが、多少のコストがかかります。そのため、中国の電話番号がほしい、頻繁に中国に行く、などの理由がなければ普通の旅行者は中国現地のSIMカードを買う利点はあまりないかもしれませんです。また、最近では日本で買えるプリペイドSIMカードに中国の電話番号が付いているものがあります(まだ使ったことないですがちゃん機能するなら超便利です)。
- 中国ではどうやっておいしいレストランを見つけたらいい?
- レストランはホテルのスタッフに教えてもらうのが一番確実かなと思います。ただ、アプリの場合は「大衆点評」というアプリが中国で一番使われている食べログみたいなアプリです。一応英語に設定することもできるので試してみるといいかもです!(英語に設定してもほとんど中国語表示が残るという問題はありますが、食べ物の写真や地図などは見られるので少しは参考になるかも)。中国人はみんなこのアプリでレストランを探している印象です。
中国旅行の注意点
- 公共のトイレは紙がないことが多いのでポケットティッシュは持っておいた方がいいです
- 高速鉄道に乗るときに安全検査がありますが、大容量のモバイルバッテリーやスプレー類(髪に使うやつとか髭剃り用とか)は取り上げられることがあるので、そういうものは持っていかないのが無難です
- 中国はどこに行くにも身分証明書(パスポート)が必要なので、いつもパスポートを持ち歩いた方がいいです。例えば、天門山や武陵源に行くとき、チケットを買うのにパスポートの提示を求められると思います。
- 中国の地図アプリである百度地図や高徳地図を使うときに日本語の漢字を入力してもしうまく機能しないことがあったら、翻訳アプリで中国語(簡字体)に変換して入力してみるといいかもです。同じ漢字も多いですが、違う字体になっているものも多いです。
- 中国では空港や高いホテルなどを除いてほぼクレジットカードが使えません。外貨両替所もほぼ存在しません。なので、AlipayやWechatPayのQRコード決済を使うとともに、もしうまく使えなかった場合は現金を使うといいです。中国元を持っていなかったら日本で少しは調達して行ったほうがいいです(中国には両替所が全然ないので、両替所で換金することを考えているなら日本でしておいた方がいいです。海外キャッシングができる人は、中国にもVISAやMasterCardを使ったキャッシングができるATMが都会から田舎までどこにでもあるのでいつでも中国元をゲットできます。)。ちなみに、AlipayとWechatPayの登録方法については以下の動画で解説しています。
- 中国の入国カードの書き方と入国審査の流れについては実際の映像を使って以下の動画で解説しています。
張家界旅行に関連する場所の地図
※リンクをクリックしたら百度地図(中国版google mapみたいなサイト)が開きます
見どころ
- 武陵源:武陵源標志門(武陵源标志门):武陵源にあるいくつかの入口のうち特に利用者の多い入口で、東門とも言う。ここから入ると天子山と袁家界に行きやすい。東門の周辺(武陵源区)にはホテルやお店が多いので、このエリアに泊まって東口を起点に観光するのがおすすめ。武陵源バスターミナルから徒歩10分くらい。
- 武陵源:武陵源南門(张家界国家森林公园南门):武陵源にあるいくつかの入口のうち東門に次いでメジャーな入口。ここから入ると黄石寨に行きやすい。南門の周辺にもある程度ホテルやお店があるので、このエリアに泊まるのもアリ。森林公園バスターミナルから徒歩15分くらい。
- 天門山:天門山観光センター(天门山游客服务中心):天門山観光のためにはまずここに行く。天門山の入場チケットが売っていたり、天門山に行くロープウェイ/バスに乗れる。
天門山(地図)
- 72奇楼:張家界中心部にある超カオスな中国のテーマパーク。日中も開いているが、夜景やショーがおもしろいので夜の方がおすすめ。日中に天門山や武陵源を観光した後に、夜に72奇楼に行くというのが理想的。張家界の中心地にあるので、空港、鉄道駅、バスターミナル、天門山観光センターなどからタクシーで10分以内程度。
- 芙蓉鎮景区(芙蓉镇景区):中国有数の美しさを誇る古い町並み。ここに芙蓉鎮観光の見どころが全て集まっている。
- 鳳凰古城(凤凰古城):中国有数の美しさを誇る古い町並み。ここに鳳凰古城観光の見どころが全て集まっている。
鳳凰古城(地図)
交通機関
- 張家界荷花国際空港(张家界荷花国际机场)(DYG):張家界市内からすぐ近くにある空港。天門山観光センターや72奇楼、張家界西駅、張家界バスターミナルなどまでタクシーで10〜20分程度。日本から行く場合は上海からアクセスしやすいことが多い。
- 張家界西駅(张家界西站):高速鉄道で芙蓉鎮や鳳凰古城に行く場合に使う駅。張家界駅という駅もあるがそっちでは芙蓉鎮や鳳凰古城行きの高速鉄道に乗れないので要注意。
- 張家界バスターミナル(张家界中心汽车站):武陵源バスターミナル(武陵源の東門近く)や森林公園バスターミナル(南門近く)、芙蓉鎮、張家界大峡谷などへのバスあり。バスターミナルの中や周辺に荷物を預かってくれる商店あり。
- 武陵源バスターミナル(张家界武陵源汽车客运站):張家界バスターミナルからバスで1時間くらい。武陵源の東門(天子山と袁家界に行きやすい)からは徒歩10分程度の位置にある。このエリアはお店も多いので、武陵源観光に行く人はこのエリアに泊まるのがおすすめ。
- 森林公園バスターミナル(森林公园汽车站):張家界バスターミナルからバスで1時間くらい。武陵源の南門(黄石寨に行きやすい)からは徒歩15分程度の位置にある。個人的には武陵源バスターミナル周辺の方が便利に感じるので、泊まるならそっちがおすすめ。
- 芙蓉鎮駅(芙蓉镇站):芙蓉鎮景区に一番近い駅(景区まで車で10分程度)。張家界西駅から高速鉄道で20程度。
- 鳳凰古城駅(凤凰古城站):鳳凰古城に一番近い駅(古城まで車で20分程度)。張家界西駅から高速鉄道で1時間程度。
その他
- 荷物預かり所:張家界バスターミナル内やその周辺に荷物を預かってくれる場所がいくつかあります(自分は張家界バスターミナル内の商店に大きなバックパック2つを預けて15元でした)。また、自分は気づかなかったですが天門山観光センターにも荷物を預けられる場所があるかもらしいです。ちなみに、荷物を預けるというのは、中国語では「寄存」とか「行李寄存」というのでそのように書いている場所を探せば大丈夫です。
- 超人気カフェ(茶顔悦色):最近中国では「茶顔悦色」というカフェがすごく人気で、自分が張家界に行ったときは多くの中国人からこのカフェに絶対に行くべきだとおすすめされました(湖南省のご当地カフェらしい)。結局、自分は重慶で試したんですが、結構おいしかったし日本とはちょっと違うスタイルのお茶で興味深かったので、もしよかったら試してみてください。武陵源の東門のすぐ近くにあります(天門山観光センターの近くにもありますが少し遠めです)。人気なのは紅茶やウーロン茶や緑茶の上にホイップクリームが乗ったフラペチーノみたいなやつ。
参考:自分が泊まったホテル
武陵源で泊まったホテル
天崇雲海リゾートホテル(武陵源国立森林公園) = 天崇云海度假酒店(武陵源国家森林公园店)
- 武陵源の東門と武陵源バスターミナルの真ん中くらいの位置にあって便利(それぞれ10分以内)
- 周りにはレストランやお店もそれなりにあって便利
- 部屋や設備は清潔
- (時期にもよるが)安い
- ホテルのスタッフが武陵源の地図をくれて観光の仕方を教えてくれるなど親切だった(武陵源の割引チケットも販売してくれた)
- 予約はTrip.comからが簡単でおすすめ(日本語可):
芙蓉鎮で泊まったホテル
Furongshi Return Residence = 芙蓉石・归来居观景民宿(芙蓉镇瀑布店)
- 高い位置にあるのでホテルから見る芙蓉鎮の眺めがすばらしい
- 芙蓉鎮の中心エリアにあって見どころは全部徒歩圏内なので便利
- 部屋や設備は清潔
- (時期にもよるが)比較的安い
- (冬に行ったところ)空調の効きが悪く部屋が寒かった
- 予約はTrip.comからが簡単でおすすめ(日本語可):