パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)とホテル/レストランなどの旅情報

2019年10月26日

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遼寧省(リョウネイ省)/辽宁省/Liaoning Province

盤錦(パンジン)/盘锦/Panjin

真っ赤な植物がまるで赤い絨毯のように浜を埋め尽くす絶景がある(あった)盤錦。アクセスも不便なのでこの場所を訪れる日本人は少ないが、(今の状況が回復されれば)世界的にもかなり珍しい絶景なのでパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)とその関連情報をまとめておく。ちなみに、察しのようにパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)は数年前までは本当に大量の赤い植物が辺り一面を埋め尽くす絶景だったのだが、地元の人曰くここ2-3年で環境問題によってほとんどの植物が死んでしまったらしい。真相はわからないが、いずれにしてもあんな絶景が失われてしまったのは残念だ。ただ、近い将来環境が回復してこの記事が役に立てることを願っている。

 

見どころ:パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)

盤錦の冒険マップ

 

パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)/盘锦红海滩

 

■どんな場所/感想

シチメンソウという赤い植物が、海岸を赤い絨毯のように埋め尽くす絶景がみられるパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)。他の国でも見られなくないが、ここが世界最大規模らしい。ただ、行ってみて驚愕。「美しすぎて!」とかではなく、「ほとんど何もなくて」驚愕。数年前まではまだたくさん赤い植物があってきれいだったらしいが、今はもうほとんどの赤い植物が死んでなくなってしまっている。真相はわからないが、地元の人が言うには環境汚染のせいらしい…?今では辺り一面砂で覆われているエリアが、前までは全て赤い植物で覆われていたと聞いたときは本当に信じられないくらい衝撃的だった。その割に、この場所は行くのが難しいかつ値段が高いので、今となっては超落とし穴だ。すごく残念だが、汚い・難しい・高いとなってしまったパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)は全くおすすめできない。そのため、自然が回復するまで(2019年から)少なくとも数年間は行かない方がいいと思う。

■各エリアの解説

パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)は全長約18kmとかなり広いが、どこに何があるのかとかの情報が全然ないので、自分がわかることを少しまとめておく。

園内地図

  • (上からみると正門=観光サービスセンター/游客中心寄りの順番)
  • 臥龍湖碼頭/卧龙湖码头:特に何かがある感じではない、植物も荒れている
  • 小島閑情/小岛闲情変:海に突き出た歩道に加えて変な人形とか自転車遊具、弓矢遊具とかがあるだけで特に何もない。多少緑の植物が残っているが、それでもやはり周りの植物は荒れている感じがする。赤い植物はほぼない。
  • 踏霞漫歩/踏霞慢步:海に突き出た歩道から赤い植物が見られる。今の段階では、一番赤い植物が多い場所。ただそれでも植物は荒れて汚い感じがする。
  • 歳月留声/岁月留声:特に何もない。降りる人もほぼいない。
  • 向海同心/向海同心:海に突き出た歩道があるが、赤い植物は少し残っているだけでほぼない。特に見るものはない。
  • 稲夢空間/稻梦空间:盤錦名産のお米をつくる田んぼと稲作アートが見られる場所。規模はそこまで大きくないが、まあまあうまくできている。海に突き出た歩道(ハート形のアーチとかある)もあるが、赤い植物はほぼない。
  • 情人島/情人岛:海に突き出た歩道と子供が遊べる場所があるが、植物は少なくほぼ砂だけ。汚い。
  • (下からみると南門=二界溝/二界沟寄りの順番)

■オープン時間

8:00-17:00

※所要滞在時間の目安=2時間-4時間くらい

■料金

入場料:110元

電動送迎カート(観光車/观光车):35元

■行き方

  • 盤錦市内からの行き方は、乗合タクシーか、タクシーか、バス。市内からの距離は南に50kmくらい。
  • 一番「楽」な行き方は、乗り合いタクシー(ピンチャ(拼車)/拼车)で行くこと。楽と言ってもこれは中国語が少しはできないときびしいが、中国語ができるのであれば、一番スムーズに・ほぼ一番安くパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)まで行ける。乗れる場所として確実なのは、盤錦長距離バスターミナル(盘锦长途汽车客运站)のすぐ外にあるバス停周辺(地図上緑6番)。バスを待っている人に対して、乗り合いタクシーで行かないかと客引きしている人がいっぱいいる。その人たちにパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)に行きたいと言えば、料金を言ってくる。自分は料金を交渉して、40元でパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)の門の中まで連れて行ってもらった。所用時間は1時間30分くらい。紅海灘はチケットを買う門から実際に観光が始まる場所までは数キロ(3kmとか?) 離れているので、門の中まで連れて行ってもらえるように頼むべき。また電話番号を聞いておけば、盤錦市内に帰る時も電話をすれば門まで迎えに来てくれる(これも中国で携帯電話を使えない人には難しい)。ただ、ネットが使えるのであれば、中国式Line のWechat/微信を聞くのでも平気なはず。また、門の外には必ずしもタクシーがいないので、帰りの手段を確保しておかないと困りそう。
  • タクシーで行くと、メーターを使っても少なくとも片道100元くらいはかかりそう。少なくとも自分が行ったときは、南門の外にタクシーは全然いなかったので帰りのタクシーをどう確保するのかが問題。現地滞在時間も含めてタクシーをチャーターするか、携帯電話が使えるのであれば連絡先を聞いて迎えに来てもらうなどすると良い。
  • 自力でバスを使ってパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)まで行くのは簡単ではないが、パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)付近行きのバスはある。出発場所は盘锦駅前の盤錦長距離バスターミナル/盘锦长途汽车客运站で、出発時間は朝8:00と10:00。料金は20元らしい。チケットはバスターミナルのチケット売り場で買える(※中国でバスチケットを買うにはパスポートが必要なので要注意/ただこのバスは長距離バスではないので、実際にパスポートが必要かは不明)。バスは紅海灘バス停(红海滩公交站)まで直通で行く。所用時間は片道約2時間。ただ、紅海灘バス停(红海滩公交站)は、入り口の門からまだ数キロ離れているため、そこで結局タクシーを使う必要があるかもしれない。その場合、片道の合計金額は結局40元くらい(バス20元+タクシー約10〜20元)してしまいそう。帰りも紅海灘バス停(红海滩公交站)から盘锦駅に戻ってくるバスがあるらしい。時間は14:00と16:00と聞いたが、現地で要確認。また、ローカルバスを乗り継いで近くまで行くことは不可能ではないらしいが、とてもわかりずらく外国人にはとても難しい。

■その他

  • パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)が一番きれいに見られるのは、例年9月中旬から10月中旬。ちなみに10月の第1週目は中国の大型休暇なので要注意。
  • パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)は端から端まで18kmあるが、歩いても大して景色は変わらないし、大してきれいじゃないので歩く価値は全くない。歩いている人も全然いない。追加料金(35元)はかかるが、電動送迎カート(観光車/观光车)に乗るのが賢明。
  • 園内は広く、見て回るのには結構時間がかかるので、なるべく早い時間に行くべき。
  • 盤錦で現地発ツアーを見つけることも可能。ただし中国語ができないと難しい
  • パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)正門は観光サービスセンター/游客中心、南門は二界溝/二界沟とも呼ばれる。
  • 園内では大したものは食べられないか見つけられても少し高いので、事前にスーパーなどで何か食べ物と飲み物を調達しておいた方がいい
  • 盤錦には、パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)以外特に見るものはない

 

盤錦のホテル

盤錦では外国人が泊まれるホテルがそもそも少ない(中国では法律の規定により、外国人が泊まれるホテルと泊まれないホテルがある=外国人は比較的「良い」ホテルにのみ宿泊を許可されている傾向がある)。特に、安いホテルの選択肢は比較的少ない。その中で、自分が泊まったものと他の良い感じのホテルをリストアップしておく。

※盤錦では、パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)以外特に見るところがないので、宿泊にオススメのエリアは、バスターミナルと鉄道駅の周辺です(基本的には盤錦長距離バスターミナル/盘锦长途汽车客运站と盤錦駅/盘锦站周辺)。レストランやスーバーなども十分にある。

※ネットで見つけた外国人OKのホテルの中からおすすめを紹介していますが、実際に行ってみると外国人NGと言われることもあるので要注意。

自分が泊まったホテル

  1. OYO家佳酒店/OYO Jiajia Hotel
    • 100元くらいで全体的にきれいで快適な部屋に泊まれる。場所は、盤錦駅/盘锦站の入口の真横なので、めちゃくちゃ便利。市内中心部とバスターミナルからも近い。ホテル周辺にレストランやスーバーもある。

その他良さそうなホテル

  1. 盤錦之星(盤錦火车站店)/Jinjiang Inn Panjin Railway Station
    • 150元以下で泊まれるちゃんとしてそうなホテル。盤錦駅/盘锦站の目の前にあって便利。外国人が泊まれるかは謎。
  1. 全季酒店(盤錦火车站店)/Ji Hotel(Panjin Railway Station)
    • 250元前後で泊まれるハイランクな感じのホテル。盤錦駅/盘锦站からは1kmくらい離れている。外国人が泊まれるかは謎。

 

盤錦のレストラン

盤錦の名産は、お米と蟹。

大众点のトップ5

ミドルキングダムの食べログ「大众点评」の、盤錦のレストラン・トップ5を紹介します!(※名前を中国の地図アプリ-百度地図や高徳地図-などへコピペするともっと詳しく調べられます)

  1. 蟹道河蟹大米商行
  2. 网红东北第一锹(百特南门店)
  3. 辣8海鲜辣炒铁签烧烤
  4. 黑啤烤肉
  5. 小时候2013(瀚新店)

 

盤錦のその他情報

■この町の感想とおすすめ度

おすすめ度: 1.0/5/0

  • パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)がちゃんとした状態で見られない限り、盤錦に行く理由がない。ほかの見どころも特にない。

■この町を旅する難易度(個人旅行)

易しい・少し易しい・普通・少し難しい・難しい

  • パンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)の情報が少ないのに加え、場所が市内から遠くアクセスが大変。

■所要日数の目安

見どころはパンジン・レッドビーチ(盤錦紅海灘)しかないので、1日あれば十分。早朝に盤錦へと来て、夜まで観光し、夜に盤錦を出ることも可能。1泊できるのであれば楽。

 

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