正藍旗上都でおすすめの場所とホテル/レストランなどの旅情報

2019年10月26日

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内モンゴル自治区/内蒙古自治区/Inner Mongolia Autonomous Region

正藍旗上都(ジェンランチ シャンドゥ)/正蓝旗上都/Zhenglanqi Shangdu


 

モンゴル帝国(元)により夏の間の都・上都がつくられた正藍旗。今では特に何もない内モンゴルの田舎町だが、そこには確かにあの巨大なモンゴル帝国の都の跡が残っている。辺鄙なところにあるため、あまりアクセスも良くないこの町を訪れる観光客は少ないが、歴史が好きなのであれば歴史ロマンあふれる滅亡した都跡はとても興味深いものだろう。そこで!この記事では、実際に行ったからわかる正藍旗の各種おすすめや旅の便利情報をまとめる。

 

おすすめの見どころ

正藍旗の冒険マップ

 

元上都遺跡(世界文化遺産)(地図上赤1番)

 

■どんな場所/感想

上都は1256年にフビライ・ハンによってつくられた、モンゴル帝国(元)の夏の都。宮城・皇城・外域の3つの城でできていたこの都の跡地は、元上都遺跡としてユネスコ世界文化遺産でもある。実際は、調べてみるとこの場所にはもう特に何もないことはわかっていたから、なんの期待もせずすごく消極的な気持ちで行った。でも中を少し歩いて、昔の城門跡とそれに続く広大な城壁跡を見つけると、ここがどれだけすごくて面白いかに気がついた。城壁跡は実際にもう城壁がある訳ではなくて、ただ土?が盛り上がっているだけだけど、それでも昔の巨大な都の姿が想像できて、すごくロマンがある。歴史好きにはたまらないと思う。他の建物跡もどれもたいしたものは残ってないけど、それでも約750年も前に存在した大帝国の都が想像できて面白い。一方で、歴史に興味のない人にとっては退屈かもしれない。それでも、少なくとも遺跡内から見える草原とか動植物はけっこうきれい。また、どこに行っても観光客が溢れている中国で、こんなに全然観光客のいない観光地(しかも世界遺産)はすごく珍しい。

■オープン時間

6:00-18:00

※所要滞在時間の目安=電動送迎カート(有料)を使用するのであれば、1-2時間くらい。自分で歩いて回るのであれば、2-3時間くらい。自分は歩きで目一杯楽しんで3時間半くらい。

■料金

入場料:40元

遺跡内電動送迎カート(任意):20元

■行き方

正藍旗市内からの公共交通機関はないため、タクシーで行く必要がある。市内からの遺跡までの距離は約20kmで、タクシーだと30分かからないくらい。タクシーメーターで行くと、片道約60元。

■その他

  • タクシーをチャーターして行くのが観光客にとっては一般的と聞いたことがあるが、それは結構高くなると思われる。タクシーメーターで普通に市内から遺跡まで行くと、それだけで片道60元はかかる。それが往復で120元。遺跡観光中も駐車場で2-3時間待ってもらうのであれば、最低でも合計200元は払わないとタクシー側からすると乗せてくれないのでは。自分の場合は、片道普通にタクシーメーターで送ってもらい、そこで一旦タクシーとはお別れし、市内に帰るときに同じタクシードライバーに電話して迎えにきてもらった。迎えに来てもらうお金などはなしで、結果として合計120元。こんな良い人がどのくらいいるのかわからないが、同じことをしてくれる人がいるか交渉してみるのがベスト。
  • 遺跡内のレンタル自転車が前まではあったらしいが、今ではもうレンタルをしていないらしい。

 

 

元上都遺跡博物館(地図上赤2番)

■どんな場所/感想

元上都の歴史とか遺跡からの発掘物についての展示があるらしい博物館。自分は行ってないので詳細は不明。でも中国人の口コミによると、あまり好評ではないっぽい。

■オープン時間

9:00-18:00 (※11月-4月9:00-16:30;5月-10月8:30-17:00という情報もあり)

※所要滞在時間の目安=不明

■料金

無料

■行き方

正藍旗市内からの公共交通機関はないため、タクシーで行く必要がある。元上都遺跡からは5km以上離れている。

■その他

  • ネット上で博物館の場所を調べると、市内にあるって説と遺跡の近くにあるっていう説がある。ただ少なくとも、遺跡近くに「元上都遺跡博物館」という博物館があることは確か。おそらく移動いたんじゃないかな?市内の方にも博物館があるのかは謎。

 

フビライ広場/忽必烈广场(地図上赤3番)

■どんな場所/感想

フビライ・ハンとマルコポーロの銅像があるらしい公園。それ以外は特に何もないらしい

■オープン時間

24時間

※所要滞在時間の目安=なし

■料金

無料

■行き方

正藍旗市内に滞在していれば、どこからでも一応徒歩圏内

■その他

 

水上公園と元上都文化宮(地図上赤4-5番)

 

■どんな場所/感想

市街地の北端にある水上公園は池みたいな水の周りを歩けるようになっている特に何もない公園。ただ夕日時に来ると、遠くの草原の山に沈む夕日が水に反射してきれい。もし行くのならそれを狙って夕日時がいいかも。

水上公園の横には元上都文化宮と呼ばれるモンゴル帝国(元)のお城のレプリカみたいなものがある。結構でかくて立派なお城に見えなくもないけど、近くで触ってみるとただのハリボテだとわかる。お城にあった案内によると、お城の中に入ることができたり、お城下部の博物館的な展示も見ることができるらしい(自分はオープン時間後に行ったから実際どうかなのかは不明)。ただお城は夜にライトアップされていて、それはまあまあきれい。

■オープン時間

水上公園:24時間

元上都文化宮:夏=8:00-13:00;14:00-19:00 / 冬=9:00-16:00

■料金

水上公園:無料

元上都文化宮:不明

■行き方

正藍旗市内に滞在していれば、どこからでも一応徒歩圏内

■その他

夜に行く場合は、全然人がいないので一応気をつける

 

正藍旗のホテル

ジェンランチ(正藍旗)では外国人が泊まれるホテルがそもそも少ない(中国では法律の規定により、外国人が泊まれるホテルと泊まれないホテルがある=外国人は比較的「良い」ホテルにのみ宿泊を許可されている傾向がある)。その中で、自分が泊まったものと他の良い感じのホテルをリストアップしておきます。

※ジェンランチ(正藍旗)で宿泊にオススメのエリア(=グーグルマップの茶色いエリア)は、「侍郎城路」と「金蓮川大街」という町の中では大きな通りのなるべくバスターミナル寄りの場所がいいと思います(町の中では特にすることがないため、少なくとも町へのアクセスで使う必要のあるバスターミナルからは近い方が便利)。

※ネットで見つけた外国人OKのホテルの中からおすすめを紹介していますが、実際に行ってみると外国人NGと言われることもあるので要注意。

自分が泊まったホテル

  1. 正蓝旗恒峰酒店/Hengfeng Hotel
    • 80元くらいでまあまあきれいでわるくない部屋に泊まれる。市内中心部には近いけど、バスターミナルからは少し距離がある(約5km)。ホテル周辺には十分な量のレストランやスーバーマーケットがある。チェックアウトが14時。強いて言えば水回りがそこまで清潔ではない(すごく汚い訳ではない)。

その他良さそうなホテル

  1. 上都酒店
    • 150元くらい。バスターミナルからも遠過ぎない。外国人が泊まれるかは不明。
  1. 正蓝旗蓝天商务酒店
    • 100元くらい。バスターミナルから結構遠い。外国人が泊まれるかは不明。
  1. 正蓝旗居佳联合酒店
    • 150元くらい。バスターミナルの真横にある。外国人が泊まれるかは不明。
  1. 元上都夏宮大酒店
    • この町ではけっこういい方のホテルっぽいが、なぜか予約サイトなどで何も情報が見つからない。謎。

 

正藍旗のレストラン

ミドルキングダムの食べログ「大众点评」の、正藍旗のレストラン・トップ5を紹介します!(※名前を中国の地図アプリ-百度地図や高徳地図-などへコピペするともっと詳しく調べられます)

大众点のトップ5

  1. 可汗塔拉蒙餐
  2. 正蓝旗草原特蒙餐
  3. 格日勒
  4. 锡盟羔火锅
  5. 老六涮园

 

正藍旗のその他情報

■この町の感想とおすすめ度

おすすめ度=3.7/5.0

  • 歴史が好きなのであれば、元上都遺跡はとても興味深い。ただそれ以外に特に見るものはない。

■この町を旅する難易度(個人旅行)

易しい・少し易しい・普通・少し難しい・難しい

■所要日数の目安

見所は基本的には元上都遺跡しかないため、1日で遺跡と他の場所を全て見て回ることは可能。ただ、正藍旗から他の都市へ夕方以降に移動するバスはとても限られているようなので、その意味で1泊はする必要があるかもしれない。

■その他情報

  • 草原観光のベストタイミングは毎年7/20-8/20あたりらしい。8月下旬からは草が黄色くなり始める。
  • 配車アプリDiDiは使えなそう(呼んだけど応答なし)
  • シェア自転車は何もない
  • 現地旅行会社とかは特になし

 

 

 

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