【2024年最新】中国観光ビザの取り方と作業フローを徹底解説します

 

この記事で紹介する内容は上の動画でも紹介しています:

 

コロナ以降はビザがないと行けなくなってしまった中国(コロナ前は15日間以内の滞在であればビザ免除でした!)。そんな中国に久しぶりに行くことになって観光ビザを取ってきたので、この記事では、中国の観光ビザの取り方と作業フローを徹底解説します。もっと気軽に行きたいのに、すごくめんどうになっちゃいました。。

※以下に、これを読んでもらえれば中国の観光ビザが取れるだろうっていう情報(2024年6月時点)をまとめています!ただ、状況は変わりやすいので、申請時点の最新情報は、下の方に貼ってある中国ビザセンターの情報もよくご確認ください。

 

まず、中国の観光ビザを取るためには、以下の4つのステップがあります。

中国の観光ビザ取得までの流れ(4ステップ)

  1. 中国に行く計画を立てる
    • フライトとホテルを予約する
  2. 中国ビザの申請書類を準備する
    • ビザセンターのホームページで申請書を作成したりする
  3. 中国ビザの申請書類をビザセンターに提出する
    • 本人が実際にビザセンターに行く必要あり(平日日中のみ申請可)
  4. 中国ビザをビザセンターから受け取る
    • ビザセンターに行く必要あり(受取証を持っていれば本人ではなくても誰が行ってもいい・平日日中のみ受取可)

以下で、それぞれのステップについて詳しく説明していきます。

 

中国観光ビザの取得ステップ1:中国に行く計画を立てる

中国の観光ビザを取るためには、ビザを申請する時点で、実際に中国に行く計画がある必要があります。具体的には、中国へのフライトと、中国で泊まるホテルを予約する必要があります。

まず、実際に中国に行くフライトを予約しましょう。予約の仕方はなんでもよくて、とにかく、中国に行くフライト(そして中国から出るフライト/手段)の予約が取れていればOKです。自分の場合は、ネット上の予約サイトで中国と日本の間の往復航空券を予約して、その情報を申請に使いました。ビザの申請書には、いつどこから中国に入国して出国するのかなんてことを記入する欄があるので、その情報を記入するのに使う感じです。また、実際にビザを申請する際にも、フライトの予約情報をスタッフの方に見せたりすることがあります。なので、自分の場合は、予約したEチケットを印刷して持っていきました。

次に、中国で泊まる場所の情報も必要になります。なので、滞在予定の都市のホテルも予約しましょう。ホテルの予約は中国にいる間の全ての日程をカバーしている必要があります。自分の場合は、ネット上の旅行サイトでホテルを予約して、その情報を申請に使いました。ビザの申請書に、中国にいる間どこに滞在しているのかを記入する欄があるので、その情報を記入するのに使う感じです。また、実際にビザを申請する際にも、ホテルの予約情報をスタッフの方に見せたりすることがあります。なので、自分の場合は、ホテルの予約情報も印刷して持っていきました。

ちなみに、ビザの申請時点だと、いつどこに行くのかとか、ホテルが決めきれていないなんてこともあると思いますが、ビザを申請するためには、とりあえずどこかのホテルを仮予約しておいて、その情報を申請に使うのでも大丈夫です。

 

中国観光ビザの取得ステップ2:中国ビザの申請書類を準備する

中国へのフライトと中国でのホテルが予約できたら、中国ビザを申請する準備はOKです。次に必要なのは中国ビザの申請書類を準備することで、具体的には次のような書類を準備する必要があります。

  1. ビザの申請書
  2. パスポート
  3. パスポートの顔写真入りページのコピー
  4. 写真(縦48mmx横33mm)※白い背景
  5. 航空券(E-チケット控え)のコピー
  6. ホテル手配確認書のコピー(ホテルの予約情報がわかるもののコピー)
  7. (もしあれば)過去に他のパスポートで中国ビザを取ったことがあればそのパスポートなどを用意する必要があります。
  8. (未成年の場合)戸籍謄本(全部事項証明書)

 

1. ビザセンターのホームページ上で作成した申請書

ビザの申請書は、中国ビザの申請サイトから作成することができます(リンク先にある「申請表入力」というボタンから作成できます)。いろいろな情報の入力が必要ですが、中国へのフライトと中国でのホテルが予約できていたら全て入力できるはずです。具体的には、個人情報とか職業、学歴、家族、今回の渡航情報、過去の渡航情報などが必要です。

ビザのタイプも選ぶ必要があり、観光ビザの場合はLビザを選びます。エントリー数(そのビザで中国に入国する回数)も選ぶ必要がありますが、観光ビザで取れるのはシングルとダブルだけらしいので、マルチは選択肢には書かれているものの取れないらしいです(ダブルを申請する場合は、フライトやホテルなど2回分の渡航情報が申請時点で必要だそうです)。自分の場合は、マルチを選んで申請書を作成してしまいましたが、申請をしに行ったときにビザセンターのスタッフが適宜修正を手伝ってくれたので特に問題はありませんでした(その場で、手書きで、マルチからシングルに修正しました)。

とりあえず、どの情報もわかる範囲でしっかりと記入しておけば大丈夫だと思います。

あと、郵送情報を記入するところがありますが、実際は、郵送でビザを受け取ることはできないらしいので、郵送情報を記入しても意味はありません。

このような感じで全て記入し終わると、全ての情報が申請書に落とし込まれた形でPDFをダウンロードできるようになります。申請書類を提出に行くときには、このPDFを印刷して持っていきます。

関東や近畿、中四国、東海、北陸地方に住んでいる場合は中国ビザセンター(@東京/大阪/名古屋)での申請となり、中国ビザセンターに提出する申請表は、中国総領事館用のものと少し違ったものになるので、中国ビザセンターで申請する方はこちらのチュートリアル動画を参考にしてください! 

 

※北海道、東北、新潟、山口、九州、沖縄に住んでいる場合はそれぞれの地域を管轄する中国総領事館での申請となり、中国総領事館に提出する申請表は、中国ビザセンター用のものと少し違ったものになるので、中国総領事館で申請する方はこちらのチュートリアル動画を参考にしてください!

 

2. バスポート

有効期間が申請日から6ヶ月以上あれば大丈夫です。

 

3. パスポートの顔写真入りページのコピー

1部必要で、カラーでも白黒でも大丈夫です。

 

4. 写真(縦48mmx横33mm)※白い背景

ビザ用の写真はオンラインで申請書を作るときに必要で、あと、申請書を提出するときにも印刷した写真も必要です。なので、オンラインでアップロードする用の写真のデータと、それを印刷したものが必要になります。写真のサイズは縦48mm×横33mmという少し独特なサイズが必要になります。

証明写真を作るためにはいろいろなアプリがあると思いますが、自分が使った中では、BeautyPlusというアプリがすごく便利だったのでおすすめです(以下参照)。

また、ビザ申請用の写真の背景は白いものである必要がありますが、もし既存の証明写真を使いたいけど背景が白じゃなかった場合は、次のサイトで簡単に背景を白に変えられます:https://www.photoroom.com/ja/tools/white-background

 

<参考>BeautyPlus(証明写真が撮れる/作れる無料アプリ):

このアプリの証明写真機能で自撮りをするか、証明写真に使いたい既存の写真をこのアプリに読み込んで、その写真を証明写真のように調整することができます。データ用の単体写真と印刷用の複数写真が作れるので、オンラインで申請書を作成するときにはデータ用の単体写真をアップロードして、ビザの申請書類を提出するときには印刷用の複数写真をコンビニのコピー機で印刷して提出する、ということができます。

このアプリだと証明写真を作るのはすごく簡単だし、無料だし、中国ビザの独特なサイズにも対応しているし、印刷もコンビニのコピー機で30円とかで安くできるので、すごくおすすめです。

アプリへのリンク:

>App Store:https://apps.apple.com/jp/app/beautyplus-自撮りカメラ-aiイラスト-写真加工/id622434129

>Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.commsource.beautyplus&hl=ja

 

5. 航空券(E-チケット控え)のコピー

 

6. ホテル手配確認書のコピー(ホテルの予約情報がわかるもののコピー)

 

7. (もしあれば)過去に他のパスポートで中国ビザを取ったことがあればそのパスポート

 

8. (未成年の場合)戸籍謄本(全部事項証明書)

未成年の申請には戸籍謄本(全部事項証明書)が必要という情報があります(ビザセンターのHPには記載されていませんが、ビザセンターで申請したYouTubeの視聴者さんが提出を求められたとのことでこの情報がわかりました)。未成年のお子さんの申請がある方はお気をつけください。心配な場合は、ビザセンターあるいは総領事館に電話やメールで問い合わせをするのが無難かと思います。

 

このように、事前に全て申請書類を準備しておくのが理想ですが、実は東京のビザセンターには証明写真の機械とかコピー機とかパソコンがありました。なので、極論としては、パスポートさえ持っていれば、他の書類は全て現場で作成することも可能です。現場で写真を撮って、パスポートをコピーして、あとはパソコンを使って申請書類を作成するなんてことも可能です。

写真とかコピー機は現金で支払う必要があるので小銭があった方がいいです。東京のビザセンターの場合、証明写真を撮影する機械は1000円、コピー機と印刷機は白黒10円でした。あと、もし現場で申請書類を作成する場合は、データを扱うためにUSBメモリも持参するといいと思います(=パソコンで作成した申請書のPDFをUSBメモリに入れて、そのUSBメモリをコピー機に挿して申請書のPDFを印刷するためです)。

 

中国観光ビザの取得ステップ3:申請書類をビザセンターに提出する

ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」から徒歩1分、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩5分くらいの場所にある東京の中国ビザセンター(写真内右側の高い建物「有明フロンティアビルB棟12階」)

ビザの申請書類が全部準備できたら、とうとう申請書類の提出に進みます。

中国のビザセンターは東京だと有明にあります※が、大阪と名古屋にもビザセンターがあります。それ以外の地域だと、それぞれの管轄地域の総領事館がビザの申請を受け付けています(本記事一番下の「参考資料」に関連情報をいっぱいまとめているのでご参照ください)。

※東京の中国ビザセンターは、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」から徒歩1分、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩5分くらいの場所にある「有明フロンティアビルB棟12階」にあります。

グーグルマップ:https://maps.app.goo.gl/Y1Dv2RwXTsqKwSwHA

申請書類の提出は、申請者本人が実際にビザセンターに行く必要があります。申請の受付は、東京の場合だと、月曜日から金曜日の午前9時から午後4時までだけで、土日とか夜の申請はできません。なので、働いている人からすると、最低でも数時間休みを取ることが必要になる人がほとんどのはずで、かなり不便です。自分の場合だと、わざわざ金曜日の午後に休みをとって申請に行きました。

ビザセンターに申請に行くと、まず、申請書類に不備がないかをスタッフに確認してもらいます。それで、もし足りない書類があったりとかしたら適宜対応する感じになります。書類が問題なく準備できたら整理券を渡されて、自分の番が来たら、申請窓口に行きます。それでスタッフと一緒に書類を確認して問題なく提出が完了すると、ビザの料金を支払い、ビザを受け取るための紙(受取証)が渡されて、それでビザの申請は終了です(2024年5月までは申請日に料金を払う必要はなくて、実際にビザを受け取るときにお金を払う感じ(後払い)でしたが、2024年5月の変更で申請時の支払い(前払い)に変更になりました)。

自分が行った2024年1月の金曜日の夕方(15時以降くらい)だと大して混んでおらず、全部で30分かからないくらいで終わりました。ただ、2024年2月に申請に行ったときは、月曜日の11時頃に行ってみると、全部で1時間くらいかかりました。お昼前後は特に混むようだったので、可能ならお昼前後を避けて申請に行けるといいと思います。一方、2024年6月に申請に行くと前と比べて明らかにかなり混雑していて、朝9時に着いても申請に50分かかりました。また、朝11時に着いても受け取りだけで50分かかりました。

 

中国観光ビザの取得ステップ4:中国ビザをビザセンターから受け取る

There are hotels in China which foreigners are not allowed to stay

普通の早さの申請(「普通申請」)をした場合、申請の4営業日後からビザが受け取れるようになります。自分の場合は金曜日の午後に申請して、次の週の水曜日から受け取りが可能でした(営業日は申請日も含むので、例えば、月曜日に申請すれば、木曜日には受け取れます(もっと急いでいる場合は、追加料金で、加急申請という申請方法もあります))。

ただ、郵送での受け取りはできないので、すごくめんどうなんですが、また有明まで受け取りに行ってきました。申請のときと違って少しありがたいのは、申請したときに渡された受取証さえ持っていれば、申請者本人ではなくても誰でも代理で受け取ることが可能です。なので、例えば何人かで申請している場合だと、誰か1人だけが全員分を受け取りに行くということも可能です。

受け取りができるのも月曜日から金曜日の午前9時から午後4時までです。自分の場合は水曜日の午後に行きましたが、ビザセンターに行くと、一瞬でビザがもらえました。建物に入ってビザをもらって出てくるまでに5分もかからないほどスムーズでした(2024年1月と2月)。一方、2024年6月に申請に行くと前と比べて明らかにかなり混雑していて、朝11時に着いても受け取りだけで50分かかりました。

支払方法は現金かクレジットカードで、クレジットカードの場合だとVISA・MasterCard・銀聯カード・JCB・American Express・Diners Club・Discover Cardが使えるらしいです。また、ビザの料金がわかりづらいですが、自分が申請したシングルエントリーの観光ビザの場合だと7750円でした。

 

まとめ

これが中国の観光ビザを申請する方法です。

ちなみに、ここで記載した内容は2024年6月時点での情報です。細かい情報は変わったりするかもですし、今後またビザなし訪問ができるようになることもあるかもしれないので、実際に申請するときは、ビザセンターのホームページもよく見てみるようにしてください。

この内容が皆さんのビザ申請に参考になることを祈っています!ビザ申請、がんばってください!

ほんと、早くビザなし訪問が復活してほしいですね!

では、再見!

 

参考情報(在住地域別 中国ビザ関係の重要なページへのリンク)

※ビザ関係の情報はどこにあるかすごくわかりづらいので、以下に特に重要なページへのリンクを抜粋しておきました!

※中国ビザセンター(@東京/大阪/名古屋)で申請できるのは、関東/近畿/中四国/東海/北陸エリアに住んでいる方々です!

※北海道、東北、新潟、山口、九州、沖縄に住んでいる方々は中国ビザセンターではなく、中国総領事館での申請となります!

<全般>

<地域別>

 

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