湖が有名な四川省の山奥・稲城亜丁。この場所で人生初めて5000mくらいまでトレッキングした。絶景は最高にきれいで、深呼吸すると冷たくて澄んだ空気が抜けてったけどとにかくきつかった。1日中歩き回った後は高山病でダウンした…超秘境に見えるが、大都会の成都からバス1本でたったの16時間(それって秘境?笑)。
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2019年9 月から約200日間で中国全ての省と全ての世界遺産を旅する。それがミドルキングダムの冒険の計画だった。
でも、それはよくある”世界一周旅”みたいに完璧に継続しているものではなく、何回か途切れてしまうものだった。ずっと走り抜けるのが理想だったが、まだ学校に在籍している限りは色々と制限があったり、他にも用事があったりしたからだ。
例えば、9月から10月にかけて新疆ウイグル自治区から西安までシルクロードを駆け抜けると、1週間くらいだけ日本に戻り兄弟の結婚式に出席した。その後はすぐに中国に飛び、今度は四川省の高山地帯に突入した。
10月から12月の2ヶ月間は、四川省、重慶、湖北省、湖南省、貴州省、雲南省、広西チワン族自治区を旅した。ただ、この2ヶ月間はとにかくきつかった。
10月から12月の間に旅したルート。一時帰国していた日本から四川省の成都へと入り、そこから広西チワン族自治区の桂林まで駆け抜けた。
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次の区切り(アメリカに2週間行く予定)が12月下旬にあって、それまでに可能な限り旅を進めたかった。とはいえ11月中旬に湖北省の武漢に到着するまでは、具体的な日程なども設定せずマイペースに楽しんでいた。
でも、武漢を出発してからは急いだ!アメリカに飛ぶ日にどこまで到達できているか全然読めない中、一か八かギリギリ間に合うかもしれない桂林からの航空券を買ってしまったからだ。
もうそれはハラハラドキドキ。武漢から桂林までの道のりは”絶景にリンチされるようなコース”だった(そのとき本当にそう思っていた。主役級のハイライトが次から次へと出てくる)。
石柱ドーン!ドーン!の張家界武陵源、夜景ギラッギラの鳳凰、山がドーン!の梵淨山、滝がブワァァァーの黄果樹瀑布、無限田んぼの元陽棚田、巨石ニョキニョキの石林、ザ観光地の大理古城、古城といえばの麗江古城、白すぎ青すぎの玉龍雪山、谷グワッ長江ゴオォッの虎跳峡、桃源郷(?)のシャングリラなど、いっぱい楽しんでいっぱい疲れた。
これも特に武漢からだったが、ミドルキングダムの発信がうまくいっていなかったので、「どうしよう。どうしたらいいんだ。。」と苦悩していた。そんな中、初めて旅の動画をつくってみることに決めた。武漢のホテルは何度もドア下から風俗の案内を差し込んできてウザかったが、夜な夜な作業を続けて完成させた。そして、やっとの思いで動画をSNSやYouTubeに上げるとけっこう好評だったので嬉しかった。
そのあと武漢観光に出かけると、ミドルキングダムについてたまに相談していた人から電話がきた。「動画はから中国各地のすばらしい場所が伝わってきて良かったよ。でも、これが誰のための何のためのものかわからない」(彼はスポンサー探しを手伝ってくれていたからこその指摘だった)。僕も「確かにきれいな場所を見せてるだけでもなあ…」と思い、また悩んだ。
話がだいぶ”パンデミック”とは関係なくなってしまったが、、、実はこの2ヶ月間に大変だったことがあった。
この2ヶ月間、毎日のように◯◯◯いたことが一番きつかった。
苦悩しながらも武漢で完成させた初めての旅動画。
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武漢の夕日。町の中心部には長江が流れている。
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(旅とパンデミック***2, 4月13日)