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蘭州でおすすめの見どころとホテル/レストランなどの旅情報

★★★★★=”全国的に考えても”絶対おすすめ・すばらしい・必見

★★★=絶対おすすめ・すばらしい・必見

★★=まあまあおすすめ・わるくない

★=人によっては行ってもいいかも・普通

▲=詳細不明

 

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甘粛省(カンシュク省)/甘肃省/Gansu Province

蘭州(ランジョウ)/兰州/Lanzhou

文明の川・黄河の上流部分が通り抜ける都市・蘭州。甘粛省の省都で、約370万もの人口がいるまあまあの大都市。観光地としてはあまり有名ではないが、町を流れる黄河や郊外にある炳霊寺石窟などは圧巻。長安(現在の西安)のすぐ西に位置しており、古来よりシルクロードの交易点として栄えてきた。町には回族などのイスラム教徒も多く、町の多くの場所で”モスクらしいモスク”を見つけることができる。また、ミドルキングダム全国で超有名な「蘭州牛肉麺」もおいしい。シルクロードを旅するときは、寄ってみるとおもしろいかもしれない。

 

おすすめの見どころ

蘭州の冒険マップ

 

★★★炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)

 

■どんな場所/感想

蘭州から100kmくらい離れた場所にある石窟。黄河沿いの絶景をボートでのぼっていくと、独特な形をした岩山の谷の中にある。古いものは、1600年くらい前から作られているものらしい。ここは特には期待していなかったが、実際に行ってみると深い谷の中にある石窟は圧巻ですごくかっこよかった。また、石窟に着くまでのボートからの景色もきれい。そもそも、あの黄河をボードでのぼっていくということ自体に興奮させられる。他の石窟を見たことがある人でも、けっこうおすすめな絶景。世界遺産「シルクロード:長安=天山回廊の交易路網」の一部。

■オープン時間

5月-10月上旬=8:00-18:00、10月中旬-4月=9:00-16:00

*所要滞在時間の目安=1-2時間

1時間でも見て回れなくはないがかなり駆け足になるので、ゆっくりじっくり楽しむためには2時間くらいはあるとベスト

■料金

50元

*特別窟は追加料金:169窟・172窟=300元、132窟=90元、126窟=80元、128窟=60元

■行き方

まず、蘭州西バスターミナル(兰州汽车西站)から、「劉家峡=刘家峡」行きのバスに乗る。終点・劉家峡バスターミナル(刘家峡汽车站)の1.5kmぐらい手前にある「刘家峡水库大坝路口」と呼ばれる場所(地図上黄色6番)あたりで下車。ここまで所要時間1時間半〜2時間くらい。バスを下車した場所から、ダムの横の方へ歩いて行くと旅行センター(游客服务中心)やチケット売り場などがある(地図上黄色4番)。チケット売り場では、炳霊寺石窟行きボートのチケットが買える。チケット売り場のある建物のすぐ外からボートは出発し、炳霊寺石窟まで直接行く。

バスの所要時間は片道1時間半〜2時間くらいで片道23元。

ボートの所要時間はスピードボートが片道1時間くらいで往復120元-150元くらいが目安。大型船は片道3時間半くらいで往復60元くらいが目安。

帰りのボートは、炳霊寺石窟からチケット売り場の横にある同じ船着場まで戻ってくる。そこから蘭州に戻るには、劉家峡バスターミナル(刘家峡汽车站)まで行き、そこから蘭州行きのバスに乗る。バスを下車した場所(路上)で、蘭州行きと書いてあるバスを呼び止めることも可能。帰りのバスも蘭州西バスターミナル(兰州汽车西站)が終点。蘭州行きのバスは18:00-18:30あたりが最終のようなので、時間には要注意。

■その他

▷炳霊寺石窟へ行くボートは黄河を通り景色もけっこう良いので、ボートが絶対おすすめ

▷炳霊寺石窟はバスを降りた場所から乗合タクシーで行くこともできるが、値段がかなり高いのでおすすめできない。集まる人数にもよるが、1人往復250-400元くらいが目安。執拗に客引きしてきてかなり高い値段をふっかけられる可能性が高い。船着場に人がいないなり、ボートはないなり言われても、まずは自分でチケット売り場と船着場を確認した方がいい

▷炳霊寺石窟へ行くボートは船のサイズに応じてある程度人が集まらないと出発しない。そのため、観光客が少ない冬の間(10月上旬の国慶節休暇以降)に行くと面倒くさくなる。観光客が比較的多い5月-10月上旬に行くか、土日などに行くのがおすすめ。また、遅い時間(12:00以降)に船着場につくと、他の観光客がもういないかもしれないので行くのが厳しくなる。

▷チケット売り場で観光客が集まらないので船が出せないと言われた場合は、船着場などを見て回って他にも行きたい人を集め、チケット売り場なり船頭と直接交渉して行くことも可能

▷蘭州から炳霊寺石窟を往復するには移動だけで最低6時間くらいはかかるので、朝早く蘭州を出発した方がいい。そうじゃないと夜に蘭州まで帰って来られない恐れあり。

 

★★★黄河黄青交匯観景台(黄河黄青交汇观景台)

 

■どんな場所/感想

“青い”黄河と”黄色い”洮河という河が合流する絶景が見える場所。特にどの旅行サイトなどにも載っている訳ではなさそうな超穴場。地元の人曰く、この場所は地元の人以外ほぼ観光客は来ないらしい。自分もたまたま地元の人に良い場所があると教えてもらって行ってみた。劉家峡市内からは黄河沿いにある山をのぼると上の方に仏閣のような見晴らし台がある。その見晴らし台からも黄河と青い河は見えるが、その見晴らし台の前方にある崖の方へと少し降りると障害物もなくもっと間近に見えるのですごくきれい。炳霊寺石窟へ行くために劉家峡に行くのであれば絶対おすすめ!

■オープン時間

24時間

■料金

無料

■行き方

劉家峡市内あるいは炳霊寺石窟へ行くための船着場からはタクシーで行く。片道10-15分くらいで6-10元が目安。片道5kmほどあるが、時間があるのであれば歩きでも行ける。見晴らし台のところには観光客以外車は来ず、タクシーもいないので、市内に戻るのにタクシーを使いたいのであれば、乗ってきたタクシーに待ってもらった方がいい。

■その他

▷地元の人によると、二色の河の色は6月あたりに特にきれいに見えるらしい

▷どうやら地元の人でもこの場所を知らない人が多いらしいので、タクシーに頼んでもわからないと言われることがあり得る。その場合、この記事にある地図上の位置にとにかく行ってもらうか他の知っている人を探そう。

 

★★白塔山公園(白塔山公园)

 

■どんな場所/感想

蘭州市の繁華街から黄河を挟んで対岸の山の上にある仏閣やモスクなどが集まった公園。伝統的なスタイルの建物がいっぱいあり、結構良い感じ。蘭州のもう一つの有名な観光地・中山橋の目の前にある。塔がある山の頂上からは、蘭州の町並みと黄河を一望できる。ここから見る蘭州の町並みや黄河、夕日、夜景が特にきれい。

■オープン時間

6:30-20:00

*所要滞在時間の目安=1時間くらい

■料金

無料

*有料でケーブルカーやジップラインもあり

■行き方

路線バス:20、35、53、108、112、131路バスなどで「白塔山公园站」バス停、あるいは、路線バス:4、6、9、15、25、34、59、105、109、112、120、136、137、139、142路バスなどで「中山桥站」バス停で下車し、徒歩で中山橋を渡ると目の前。

■その他

▷日没後は白塔山公園全体がライトアップされる。白塔山公园の夜景は、中山橋の繁華街側から特にきれいに見える

 

★★中山橋

 

■どんな場所/感想

「黄河第一橋」と呼ばれる、黄河でもっとも上流にある鉄橋が中山橋。黄河の上にかかっているので、黄河を見たり目の前にある白塔山公園を見たりするのに最適。橋は歩行者専用になっており、夜にはライトアップされる。繁華街のすぐ側にあるにも関わらず、けっこう迫力のある黄河が見れて良い。

■オープン時間

24時間

■料金

無料

■行き方

路線バス:4、6、9、15、25、34、59、105、109、112、120、136、137、139、142路バスなどで「中山桥站」バス停

■その他

▷鉄橋の下には、スピードボートや羊の皮でできた筏による黄河観光の出発地点がある

 

★★西関清真大寺(西关清真大寺)

 

■どんな場所/感想

蘭州市の中心部にある大型で立派なモスク。回族のようなイスラム教徒が集まりお祈りをしている。観光客はモスク内のお祈りをする場所には入れないが、それ以外の場所は見学できる。コーランの放送が流れる中、髭を長く伸ばした男達が「サラームアレイコム」と挨拶しているのをみると、まるでミドルキングタムとは思えず面白い。ミドルキングダムの多様性を思い知らされる。

■オープン時間

8:00-19:00(?)

■料金

無料

■行き方

路線バス:1、4、6、15、18、31、33、44、50、56、58路バスなどで「西关什字站」バス停

■その他

▷夜にはライトアップがある

 

★甘粛省博物館(甘肃省博物馆)

 

■どんな場所/感想

甘粛省で一番大きな総合博物館。歴史、民俗、自然、動植物、芸術などに関する展示がある。けっこう見応えのある展示も多い。特にシルクロードに関するものは興味深かった。マンモスの化石もある。ミドルキングダム十大博物館の一つ?らしい。

■オープン時間

9:00-17:00

*所要滞在時間の目安=1-2時間くらい

■料金

無料

■行き方

路線バス:1、31、32、53、58、106、129、136、137、158路バスなどで「七里河桥站」バス停

 

その他の見どころ

1. 五泉山公園

▷蘭州駅(兰州火车站)の近くにある甘粛省で一番大きな無料公園らしい。山の上にあるので、公園からの眺めが良いらしい。

2. 蘭州水車博覧園

▷各地の水車文化などについて展示してある場所。

3. 蘭州市博物館

▷蘭州市の総合博物館。

 

ホテル

蘭州には外国人が泊まれるホテルが少ない(中国では法律の規定により、外国人が泊まれるホテルと泊まれないホテルがある=外国人は比較的「良い」ホテルにのみ宿泊を許可されている傾向がある)。特に、外国人が泊まれるドミトリーは1軒か2軒しかない。外国人が泊まれるホテルも安い価格帯が極端に少なく、1室300元以上してしまうようなところが多い。また、西関(西关)や張掖路歩行街など市内中心部に近い位置にあるホテルの選択肢も少ない。その中で、自分が泊まったものと他の良い感じのホテルをリストアップしておく。

*蘭州で宿泊におすすめのエリアは、町の中心部/繁華街に位置する地下鉄「西关駅」の周辺。鉄道を使う予定があるのであれば、蘭州駅や蘭州西駅の周辺に泊まるのもあり。どちらの駅からも市内中心部までの交通はバスや地下鉄があるのでけっこう便利。

*蘭州に関しては、もしかするとBooking.comよりもAgodaの方が多くのホテル情報があって便利かもしれない。

*ネットで見つけた外国人OKのホテルの中からおすすめを紹介しているが、実際に行ってみると外国人NGと言われることもあるので要注意。

 

自分が泊まったホテル

1. 大碗家青年旅舍/Da Wan Jia Hostel Train Station

▷50-70元くらいで泊まれるホステル。蘭州で唯一外国人が泊まれると確認が取れたホステル。ベットが並べてある部屋とカプセルベットが並べてある部屋があり、それぞれ値段が違う。蘭州駅からは徒歩5分くらいなので、蘭州駅に用事があるのであれば特に便利。そこまで遠くない市内中心部へもバスが豊富にあるので交通は不便ではない。水回りはそこまで清潔ではない。

 

その他良さそうなホテル

2. 宜必思酒店(兰州张掖路店)/ibis Lanzhou Zhangye Road

▷200元少しで泊まれるけっこう良い感じの欧米系大手ホテルチェーン。市内中心部(地下鉄西关駅)や白塔山公園、中山橋に近く、観光にとても便利。ホテル周辺にレストランやスーバーマーケットも多い。

 

3. Citi GO欢阁酒店/CitiGO Zhangye Road Hotel

▷300元くらいで泊まれるかなり良い感じそうなホテル。張掖路歩行街の隣にあるので、白塔山公園や中山橋などの市内中心部に近く、観光にとても便利。ホテル周辺にレストランやスーバーマーケットも多い。

 

レストラン

ミドルキングダムの食べログ「大众点评」の、蘭州のレストラン・トップ5を紹介します!(*名前を中国の地図アプリ-百度地図や高徳地図-などへコピペすると場所や時間などをもっと詳しく調べられます)

大众点评のトップ5

1. 马老六清真餐饮(甘粛料理)

2. 阿西娅羊羔肉(西北料理)

3. 再回首(麺料理など)

4. 阿西娅.厨房故事一丁白盖头(中国料理)

5. 吾穆勒蓬灰牛肉面(牛肉麺)

*蘭州といえば、とにかく牛肉麺が超有名=中国全国に「蘭州牛肉麺」のお店がある。

 

その他の情報

■この町の感想とおすすめ度

おすすめ度: わるくはない

▷蘭州郊外にある炳霊寺石窟や黄河黄青交汇はすごく絶景かつ興味深い。ただ、それ以外の見どころは特に特別なこともなく、わるくない程度。文明の川・黄河を間近に見れるのは良い。

 

■この町を旅する難易度(個人旅行)

易しい・少し易しい・普通・少し難しい・難しい

▷市内の交通はしっかりと整備されているので、どこに行くにも便利。炳霊寺石窟や黄河黄青交汇は蘭州市内から遠いが、行き方さえしっかりと調べてあれば簡単に行ける。

 

■所要日数の目安

郊外にある炳霊寺石窟+市内の主要な見どころを回るだけであれば2日で足りる。炳霊寺石窟へ行かない場合は1日でも回りきることができる。

 

その他情報

▷ベストシーズンは春から秋。冬の間(10月上旬の国慶節休暇以降)はかなり寒くなり、炳霊寺石窟などの観光地は行きづらくもなるのでおすすめできない

▷レンタルバイクは沢山ある

 

 

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